フォトショップエレメンツ2019を使った装飾の話、、、の前に、この段階で液晶タブレットを起動する。
●液タブでやること
起動は、nVidiaの設定ランチャーから複数画面設定→アコムOneをチェックしつつ、メインモニターを切る。その際フォトショを閉じておく。これをしないと画面内のわけがわからないところにウィンドウが湧く。してても湧く時は湧くけど。
液タブでやるのはほぼひとつだけ。
トリミングのフィニッシュ。
3ポイントの消しゴムで、撮影時の背景と、実際に使う背景の落差を消していく。クレーンや電柱なども同様だが、
キッチリやるのは相当大変。でもこれをやるとやらないでは結果が全然違ってくる。
このために液タブを買ったのだと実感するレベル。
ちなみに、「電線」などの細い部分は、「線そのものが背景の影響を受けて変色していることがある」。つまり、本来グレーの電線が、青空に染まって青い線になっている場合がある。
そう言う時は、いくらトリミングしても悪目立ちは避けられず、さらに言えばどんな高性能のトリミング機能を使っても「やりきれない」。だって元が青しかない色なんだもの。
最近気付いてやっているのは、
・ある程度トリミング
・電線部分を部分選択して彩度を落とす※グレーにする
・さらに透明度を少しだけ上げる※不透明度を下げる
最後のをやることで、「存在感を減らせる」。つまり、「見た目は太いのに、存在感が希薄になることで細いと錯覚させる」わけ。
オレ、天才?
まぁ天才なわけだが、こういう一つ一つのひらめきが今の僕を作っているのだ。
ちなみに、最初からキッチリ濃度があって「背景色に浸食されていない場合」は、マジックワンドで電線や電柱以外の空をガンガン選択して、最後に彩度と明度を下げれば概ね馴染む。
これに気付くまでが長かった~。
●エレメンツ
フォトショップ7.0で出来なくてエレメンツで出来るのは、「リニア覆い焼き」という色の重ねと、ネットで無料ダウンロード出来る「ブラシ」が使える点だ。
前者は、簡単に言えば「塗れば塗るほど明るくなるブラシ」。普通の絵だと、塗っても塗っても「光り出すことはない」が、このモードで、例えば●ブラシを連打すると、
ガンガン明るく光り出す。
それはまるで、「電飾したかのよう」であり、モノアイやビームサーベルなどのエフェクトには欠かせない。
ポイントとしては、
・最初に別レイヤーを作る※重要
・ベースになる色はパレットで真ん中くらいの明るさ&彩度にする
・不透明度は30~50くらいを重ねて使う
・最初は特に光を強めたいエリアだけ範囲選択&境目を数ポイントぼかし、その後選択を解除して筆を太く(範囲を広く)して2度3度と拡大していく感じ
※ちなみに細かな部分のぼかしは、カンバスサイズ、元々の解像度が低いとお話にならない。それもあって基本4Kで作業をするのだ
こうすることで後から「消したい」という状況にも対応出来るのだけど、時折「元画像を直接加工した方がいい感じになる」場合もあるので、そう言う時はプラモのレイヤーを丸ごとコピーして使ったりする。保険は大事なのだ。
選択範囲を外して塗ると、大きく拡散=ハミ出す。別レイヤーでの作業なら、ハミ出したところを気持ちよく消しゴムで消せるけど、ある程度残した方が光ってる感じはする。
正直エレメンツの機能はかゆいところに手が届かないので、回転や「細くする」のはなかなか難しい。つまり、「楕円で斜めになっていて中央だけ光らせたくない」みたいなバーニアの発光は、
モノアイの5倍くらい面倒な上にモノアイの6倍くらい箇所が多い
でもやらないと「なんで光ってないの?ねぇパパなんで?」と心の中のジュニアが問いかけてくるので、渋々やる。もちろん光る必要がない場合はやらないが。
広い範囲に「ババーン」って感じに拡散する場合も、基本的には同じ感じだが、特に感性に依存する部分は、「下品にならないように」「説得力を見失わないように」したい。海外のデジラマとかで「こんなに光らせなくても、、、」と思う作品を、自分が作ってしまうのは避けたい。
ブラシは、一番使うのはレーザーっぽいエフェクトだけど、ぶっちゃけ、
・炎
・爆発
・煙
・バブル
みたいなブラシは、言うほど使う機会が多く無い。「亀裂」「植物」なんかはさらに少ない。てか、「こういうブラシが使いたい!」って思うことは少なく無いのだけど、それを見つけるのがまず大変なんだよね。あと、呼び出すのも(エレメンツだと)結構面倒。
それでも、7.0では出来ないことも多いので、エフェクト多めの作品にはちょいちょい使わせて貰う感じかな。
余談だけど、ブラシにはデフォルトのサイズがあって、それが小さいと、拡大したときに派手にぼやける。最近のブラシなら高解像度前提で作られているけど、昔のはまず小さい。意外と煩わしかったりする。
・・・
で、エレメンツの作業が一通り終わったら、再度7.0を起動して画角を決める。なんで7.0を使うかと言うと、縦横比を数値入力出来るのと、変なひっかかりがなくて使いやすいから。
エレメンツは良くも悪くも初心者向けなので、少しずつ動かしたいというアナログな操作が苦手。グリッド単位とは言わないけど、ちょっとずつ動かしたいのにガッツリ動くことが凄く多いのだ。
ついでなのでここで書くけど、被写体の加工をする際に、「カンバスの枠内のちょっとだけ内側」をいじろうとすると、ソフトウェアが勝手に枠線に吸い寄せられることがままある。以前はどうしていいかわからなかったが、
カンバスサイズを一時的に広くして、あとでまた戻せばいい。
ぶっちゃけ煩わしいが、「出来るか出来ないか」の二択なら、「面倒でも出来る」方が偉いのだ。
で、JPGで保存。もちろん最高画質。元画像はまた使う可能性があるのでカンバスサイズ変更後に保存しないように注意。
で、出来た画像をスマホに転送。
●フォトショップエクスプレス
スマホのサブスクアプリ。年額3600円くらいだったと思うが、個人的には遙か昔に減価償却してるくらい愛用させて戴いている。
このアプリで行うのは、
・フィルター
・周囲を暗くする
・画角を変える<PCでやり忘れたときとか、ストーリーズに上げるアップ画像を作る時とか
被写体だけ抜き出して補正することも一応は謳われているが、ぶっちゃけあてに出来る精度では全く無い。
フィルターは、
完全にフィーリング。
ひとつひとつページをめくっていって、一番しっくり来たところで微調整しつつスクショ保存。概ねチャームを見終わるくらいのタイミングまでにしっくり来るのが見つかる。
フィルターを決める最大のポイントは、「馴染んでいる」「しっくり来る」点。プラモがかっこよく見えるとか、ディティールがわかりやすいとか、
そんなのは全くどうでもいい。
背景と一番違和感なく収まるのが僕にとっての正解であり、デジラマにおける正解でもあると思う。
油断すると暗いのばかりになってしまう落とし穴に気を付けつつ、スマホの輝度や部屋の明るさにも留意しつつ、イイ感じのフィルターを探して保存する。たまに「フィルターを掛けたあと周囲を暗くする」みたいな二重のステップを踏むことがあるが、そう言う時は、
二度ともスクショを撮っておく。
なぜなら、画像を再度いじることが頻繁にあるため、同じフィルターを掛ける為の備忘録として不可欠だからだ。
保存したら、いつも使っているガンダムデジラマフォルダに移動。気付けば随分枚数が増えたわ。
あとは採番してアップを待つだけ。デジラマとしては実質完成だ。
・・・
作る段階からタイトルが決まってるものもあるけど、多くはインスタ投稿時にキャプション一行目としてタイトルを入れる。こだわりというほど気合いを入れてるわけじゃないのだけど、この一行が「気の利いたモノ」であるかないかは、普段ブログで文章を書きまくってる僕の「ささやかなプライド」ってところ。しっくり来るのが書けると結構嬉しい。誰も気付いてないだろうけど。
最近では「ズゴックの爪って突き刺す際に刃が内側になるよね?」とか「ララァ、、、なのか!?」、なんかは気に入ってる。
何にしても「作りたい」という衝動が大事。作りたいときに作らないと絶対良くならない。主に素材だけど、インスピに突き動かされることもある。まぁ、いくらモチベMAXファイヤーで満足行く作品でも、いいねが伸びないことは多々あるんだけどさ。
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